直島町の南東部に位置する高台に計画した住宅です。

波音をBGMにして、朝は朝陽に染められたオレンジ色の海の光によって包まれ、昼は青く前方に豊島を見渡すことができ、夜は月の光でほのかに明るく照らし出されます。

1日中、景色を楽しむことができる場所です。

建物はすべてこの風景をよりどころにしつつ、国立公園内であるがゆえに多々の規制をかいくぐりながら計画していきました。

(建蔽率20% 容積率40%、境界から5mのセットバック、屋根形状の規制、外壁の色の規制等々)

主だった部屋の内部については、壁及び天井に構造合板を設置し、一度塗装をした上で塗料を拭き取っています。

構造合板に色を染み込ませ、木目を浮かび上がらせながら空間に取り込んでいます。

2階の和室においても和紙上の壁紙を貼り込み、太鼓張りにした障子とともに部屋を構成させています。

木目であり、和紙の繊維であり、機械的に作り出すことのできない自然のデザインで空間を包むように計画しています。

また限られたコストの中で手摺及び縦格子には壁で使用する間柱を用いる等、大工さんとともに知恵を絞りながら作り上げた住宅です。

 

窓際に座り、景色を見ているだけで時間の忘れることのできる空間です。

(写真:富岡誠)

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  • 用途 住宅
  • 場所 香川県香川郡直島町
  • 構造 木造2階建
  • 竣工 2016年